冷えた夏みかん

日々妄想、問答。

弟がやりました喜。

さて、夜になり、弟がさっきまで眠ってたんですが、起きてタバコが欲しくてしゃーない。

 

なんで、「ちょっと運動しよか」と声を掛け、二人で外に行って来ました。

外に出たら、まあこの街の静かなこと。

 

色々こちらを見て笑ってくる人がいるので、弟に「あの人達、なんで手出して来ないか分かる?あんたが頑張ってるの知ってるからだよ、ほんとにあんたが悪人だったら、絶対ボコられてる」と言うと「うん」と頷いてました。

道の提灯など見て「いいなこれ」などと言い合う。

 

さて、駅前を通り、笑う酔っ払い達の間を抜け、コンビニに行きました。

入ってすぐ、進撃の巨人の新刊を手にして、弟とタバコ買って、外で渡しながら「なんか欲しくなるんですよ」と言い訳するので、「あんたの精神安定剤なんでしょ?しょーがないよ」と返して順調に帰ってきました。

 

すると、混雑する道路。突っ込んでくる車。

私は車にタックルする如く近づき「引くんじゃねえ」と脅しながら、弟の目の前で若者が舐めた口を利いたので、咄嗟に「ムシムシ!」と叫びました。

すると弟、スルーできました。

 

「な?意外と簡単やったやろ?」」「うん」とやりとりし、「余計なものは、全部無視!視界に入れない、存在させない」と言うと「わかった」と。

 

それから穏やかに帰ってきて、祖母に「どこ行ってたんや」と言われながら、「ちょっとコンビニ」と返し、犬が追っかけてきたので「帰りー」と撫でてから二階へ上がり、弟に進撃の巨人を渡すと「すみません」だって。

 

変なの、兄弟なのに。

 

とりあえず着替えてから、「あんた今日はよくやったよ、これからも頑張りな」と声を掛け、今日はもうおしまい。