冷えた夏みかん

日々妄想、問答。

祖母のパンツの話

さっきまで、今度大阪言ったらぜひともパンツを買いたいね、ボクサーだね、ユニクロでもいいけど、と話していたら、祖母のパンツは立派だという話になり、入院中も恥ずかしくなかったという話になった。

 

祖母が弟さんの奥さんが毎日来てくれて、お嫁さんもパンツをよく洗ってくれて、清潔だったという話からいつの間にか弟さん一家の食生活の話になり、ふんふん聞いていた私も当初の目的を忘れ「何の話だったかな」と思い出すころ、母が「パンツの話が、食の話に代わってる」と言って笑った。

 

だから、パンツはいいのを買いなさい。

そう締めくくられて、最後に私は長く一人で女生活してきたせいで物言いが男みたいだから、これからは女らしく下を行きなさいよ、という話になって終わった。

 

韓ドラについて質問したら、ばばっと返ってくる二人が面白い。真剣だ。真剣に見ている。

 

私はお茶を飲んで立ち上がり、先ほど祖母と豆を片づけた玄関のあたりを見て、最近メダカが嫌にぱくついてることなど考え、魚はがっつきだすとなんか怖い、と思った。

今までのメダカじゃない。なんだか真に迫っているのだ。

餌、ちゃんとあげてるのにな。

大きくなった彼らを見て、少し後悔している。

感情のない奴らは、怖い。